機織体験

2008年8月13日 (水)

機織(はたおり)体験@白峰

080813_1130

牛首紬の産地・白峰を訪れました。目当ては牛首紬の資料館がある白山工房です。

白峰はいまは合併して松任市になっており、手取川扇状地の要部分に位置する鶴来から、さらに手取川に沿って33kmほど登った場所にあります。車で1時間弱です。

080813_1100工房見学とはたおり体験で800円。

工房と言うだけあって、施設では糸を紡いだり、はたおりの実演をしていました。

牛首紬は玉繭という2匹の蚕がつくった繭から取れた糸を使う織物です。玉繭は全体の3%くらいの割合で発生します。普通の繭と比べて大きさが違います。

玉繭からは上質な絹糸が取れないので、除けておきます。農作業ができない冬場に、除けておいた玉繭から糸をつくり、横糸にして織られたのが牛首紬です。

今回は、はたおり体験でコースターをつくりました。写真はその様子です。牛首紬を織ったわけではありません。

縞模様になっているのが縦糸で、3色の綿の糸です。はたおり機は4台あって、この色の組み合わせが4種類ありました。

横糸として使っているのは、糸ではなく布(きれ)を裂いてつくった紐でした。黒地に白の水玉模様になっています。

下に木の棒でできたペダルがあり、左右の足で踏みます。交互に踏むと縦糸が上下に別れますので、その間を、横糸を行ったりきたりさせて、その度に向かい側の木で手前にとんとんと叩いて、横糸を詰めながら織っていきます。

横糸にこのようなものを使っているのは、糸を使うと織りあがるのに時間がかかるからでしょうね。

本当に紬を織る場合は、いろいろな模様をつくるために縦糸と横糸の色を計算して組み合わせます。

今回の体験は、本当の牛首紬を織るということではなく、はたおりの仕組みを理解するためのものです。

080813_1726右の写真ができあがったコースターです。体験は織るところまでで、上下の房の仕上げは現地の先生役の方がしてくれました。

所々白い点々がありますが、これは紬特有の節ではなく、横糸として使った布の紐の柄の白い水玉模様の部分です。面白い柄となって現れていますね。

横糸の紐を通してとんとんとやる前に、しっかり引っ張っていないので、左右の縁にプニプニと布の紐がはみ出ています。

要は下手なわけですが、こんなのも味だと言ってもらいました。手わざならではということなのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)