沈金教室 米ぼち練習9
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芝山先生がご多忙の中お寄りくださいましたので、練習板を見ていただき、コメントをいただきました。
刃先がつるりんと滑ってうまくいかない場合があるので、それも質問してみました。
すると、どうも当初から私の彫り方がおかしかったようなのですが、漸く合点がいきました。彫る方向が違うのでした。
私のは自己流になっていて、鑿の刃先を手前から塗面に入れ、向こう側に押して彫っています。すると、刃先が進むにつれて、刃先と塗面の角度が薄くなっていき、つるりんと滑るようです。
本来は右利きなら右から刃先を入れ、左側に押すのです。たしかにいままで何度となく先生が彫るところを見させていただきましたが、全然違うことをやっていたのでした。
動作には意味があるものです。このほうが刃先の動きをコントロールしやすく、正確に彫ることができます。私の彫り方はうまく彫れない彫り方なのでした。何となくおかしいと思いながらも続けてしまうのは心が頑なな証拠です。自分に素直に問い直す心持ちでいたいと思います。
もう少し米ぼち練習を続けることにします。特訓継続です。
芝山先生、ありがとうございました。理解が深まったように思います。
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米ぼち練習用の3枚目のパネルがようやく彫り終わりました。
彫り残したのは葉と茎の部分です。とくに右上に「シダ」と「シノブ」という植物の葉の形の彫り方の見本がありますので、その部分を残してあります。
パネル上部(写真奥)の彫り跡の色が白くなっていますが、刃先を砥いで鋭くなったので、深く掘りがちです。手前とずいぶん違いますね。作業日を分けるとバラつきが出ます。
薄く彫ることには慣れてきましたが、米のような形になりません。また互い違いに彫ってないため、六角形になりません。
一度先生にパネル3枚と丸鑿の刃先を見ていただくことにしましょう。また、年末に入手したステッドラーのディバイダで家紋の輪郭線を引いておくことにします。
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原型・型づくりのトウキ師匠とホームセンターにご一緒したら、グラインダ(円盤形の砥石がモーターで回転する機械)が安価で売っていたので、つい買ってしまいました。4000円しなかったです。
そこで、試しにシーバスリーガルのおまけのマドラー(かき回し棒)を削って、鑿をつくってみました。見ていたら、削ってみたくなったのです。ちょっと病気ですね(笑)
以前、沈金の先生のお宅でつくっていただいたときの様子はこちらをご参照ください。4ヵ月前のことです。
写真の真ん中のものがマドラーです。ステンレス製でしょうか。
左が丸鑿で、右が点彫り用の鑿です。
鑿用の鋼材は刃先を丸めるように削る必要がありましたが、マドラーはグラスを傷つけないように初めから丸まっていますから、その必要はありません。刃先をつくるために斜めに削っていくだけです。
水を用意して、刃先に焼を入れないように削ります。
一つの面できれいに削りたいところですが、写真のように何回かの作業でいくつかの面で修正しています。
それにしても、金属というのは磨くと美しいですね。金属の輝きに対するこうした感情は古代の作り手の人々も持っていたものでしょう。
よく見ると、鋼材にしても、マドラーにしても、繊維みたいに筋が入っていることがわかります。方向性があるのでしょう。
もう少し、削って角度を小さくしてもよいようですね。丸鑿の溝で砥いでみましたが、硬度は鑿用の鋼材よりもあるようです。砥石が削れてしまいました。
ちなみに、右の写真は珍しい光景と思ったのか、同僚の方が撮ったものです。たしかにうちの職場では珍しいけど・・・ ![]()
丸鑿用の溝の形が変わってしまうので、砥石にこの鑿用の溝を彫らないといけません。
いちおう、鑿っぽい爪の先のような刃先が完成しました。もう少し形状を変えていきたいと思います。
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米ぼちの練習開始です。上の写真は8cm×9cmの練習用パネルを丸鑿を使って、米ぼちらしきもので埋め終わったところです。
手前から奥に向けて彫りました。
色が白い部分、明るい灰色の部分は周囲と比べて、深く彫ってしまったところです。
奥の1/4が細かく彫れています。
手前のほうは1ストロークで彫る面積が大きく、米ぼちらしくありません。また、作業が粗く、彫り残しがあります。手前は最初に彫ったので、まだ刃先の加減を試し試し彫っています。
パネルのところどころに葉っぱのような模様の輪郭が彫ってあります。沈金体験教室で練習用に使ったパネルですので、誰かが練習で彫ったものです。
その模様を残すように彫ってみました。輪郭線と接触する部分の処理の練習です。うまくいった部分とはみ出てしまった部分があります。はみ出た原因は彫っている最中に刃先をパネルに当てる角度が小さくなってしまい、滑ってしまったからです。
丸鑿で薄く彫ることに慣れてきましたので、つぎは一定の大きさの米ぼちを彫ることを目標にします。
注意点は以下のとおりです。
・なるべく刃先の同じ部分を使う。
・刃先の角度を一定に保つ。
・小さく同じ形の米ぼちを彫る。
・彫り残しをなくす。
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芝山先生のご指導を受けに行ってまいりました。
結論を先に書きますと、全然違う作業をしていたようです。
1.彫りすぎ
2.彫り残しがある
3.一定方向に彫っていない
せっかく彫ったのでと、先生が彩色してくださいましたが、これは沈金ではなく彫刻です。戒めのために曝しておきましょう
1.彫りすぎ
まず、使っていた鑿が違っていたようです。米ぼちの幅が細いので、点彫り用の鑿で彫るものだと錯覚していました。
さらに、彫ろうという意識が強いのか、かなり刃を立てて深く彫っていました。
芝山先生の作品を見せていただいたのですが、米ぼちの表面が平らです。
米ぼちは丸鑿を寝かせ、漆の塗面の表面を薄く彫るのです。
2.彫り残しがある
さらに下手を曝しますが、右の写真をクリックしてください。黒い部分が彫り残しです。
あぁ、恥ずかしい。
芝山先生の作品を見ると、米ぼちが整然とくまなく並んでいるのでした。きちんと彫ると、米ぼちは六角形になります。一目瞭然とはこのことです。
3.一定方向に彫っていない
家紋の輪の部分を彫るとき、輪郭線の外方向から刃を入れて彫りました。すると、刃の入れる方向が輪の彫る箇所によって違ってしまいます。すると、米ぼちの光の反射が違ってしまうので、よくありません。
4.その他
どうも輪郭線に接する部分の処理がうまくいかないので、お聞きしました。彫り残しが出てしまうのと、楕円形の米ぼちだとどうしてもきれいに埋まらないのです。
先生の作品を見ると、輪郭線に接するところで米ぼちがきれいに切れています。これは刃先の入れ方の問題のようです。下図をご覧ください。
さて、芝山先生はきっとこのブログの前回の写真を見て、何だか違うことになっているので、さぞ驚かれたことでしょう。それを想像すると恥ずかしい限りですが、今回、改めて本物と比較してみて、自分の作業を再認識しました。
やはり基本が大切ですので、今後はまず丸鑿で米ぼちの練習をすることにし、家紋についてはそのあとで再度制作することにします。
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平面パネルの家紋に取り掛かりました。
下絵の写し、2回失敗し、というのは左右、上下の間隔が少し違っていたり、水平線が傾いていたり。
つぎに輪郭を彫り始めたら、これまたスムーズに彫れず、いきなり円になっていません。だんだんと悲しい状況になっていきます。幾何学紋様は難しい。
輪郭を彫り終えた時点で非常に雑な仕事にがっかりし、でも練習なので最後まで投げださず、つぎの工程・米ぼちで埋めていくことにしました。
ところが、米ぼちは不得意なのでこれまた一様になりません。一様というのは、右の図のように米粒の形をした同じ大きさの彫り跡を交互に重ねるようにしていくのです。
ところが、米ぼちの大きさが揃わず、また、交互に彫られていません。
うわぁ、いきなり失敗です。
(´;ω;`)ウウ・・・
上の写真は、外側から米ぼちで2周彫ったところです。先は長い・・・
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ひょんなことから、酸化チタンの粉をキャラクター制作でお世話になっている師匠に分けていただくことになりました。
昔は今と違って、使い道が限られていて安かったらしいです。
焼き物の釉薬に混ぜて、乳濁させるために使うとか。
沈金の置き目の作業に使わせていただきます。ありがとうございました。
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下絵を漆パネルの塗面に写す作業です。以前書いたように本来の置き目とは違い、簡易的な方法です。
年末の忙しさの合間を縫って、赤いカーボン紙とチタニウムの粉の代用でジョンソン・ベビーパウダーを買ってきました。
このカーボン紙はプラスチック・カーボン紙といって、原紙に塗布したスポンジ状のプラスチック層にインクが含まれています。筆圧でインクが染み出た後も圧力がなくなるとインクが周囲から戻るという仕組みになっていて、繰り返し使えるのだそうです。税込み564円。
まずは練習してみることにしました。赤いカーボン紙は黒いカーボン紙よりも多少は見やすくなるのか。ベビーパウダーでもちゃんと線が見やすく出るのか。
赤いカーボン紙を家紋の下絵と漆のパネルの間に挟み、下絵とパネルをテープで固定します。
下絵の上から家紋の模様をなぞります。
どんな感じでインクがパネルの塗面に付着しているのでしょうか。テープを外して見てみます。
黒いカーボン紙よりも赤いほうが見えやすいと思ったのですが、あまり変わらないような気もします。
でも、とりあえずは大丈夫なようです。
つぎに、ベビーパウダーの蓋を開け、指先につけてみます。脱脂綿がないので、指先で線の上をなぞってみました。
結構、油分があるようです。
粉がパサパサではありません。とりあえず、全部の線の上をなぞります。
ティッシュでベビーパウダーを拭いてみました。どうやら、少しは線が見やすくなったようです。
何とかなりそうですね。塗面を塗らしたティッシュで拭き取り、元に戻るか試してみました。よく見ると線の跡が見えますが問題ないようです。
つぎは酸化チタンの粉末で同様の実験をしてみようと思います。
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いよいよ平面パネルの制作に突入です。
久しぶりに芝山先生のお宅にお邪魔して、図案の選び方と彫り方を教えていただきました。
家紋だと、家紋ばかり集めた紋帳があります。見せていただくと、とてもたくさんの家紋が並んでいて、見ていて飽きません。
輪島の漆芸技術研修所の研修生たちはどういう風に学ぶのかとか、そういうお話もお聞きしました。
彫るべき図案を選ぶというのは、その図案を彫るわけですから、下描きができないといけないわけです。だから、多少なりとも線画ができないといけません。
今回の図案は、先日のご指導のとおり、家紋を米ぼち、菊の彫りつめです。
トレーシング・ペーパーに自分で描いてきた家紋と先生の描かれた菊の花の図を鉛筆で写し取ります。
この下絵は、以前沈金教室でやったように使います。つまり、カーボン紙を下絵とパネルの間にはさみ、上から鉛筆でなぞると、パネルにカーボンの線が写し取られますから、そこにチタニウムの粉を綿を使って付着させるのです。要は線が写し取られればよく、粉はチタニウムでなくてもよいようです。
下絵は、通常は美濃紙の裏側にチタニウムの粉を水に溶き、絵の具のようにして、筆を使って描きます。
それを乾かしてから、対象物の上に下絵を描いたほうを対象物に触れるように乗せ、箆(へら)で上から擦ります。すると、下絵のチタニウムが対象物に付着するわけです。この作業を「置き目」と言います。
しかし、これは手で擦るとすぐに消えてしまいます。するとまた「置き目」の作業をしないといけませんが、彫った部分とずれないように注意しないといけません。
カーボン紙を使う方法は写された線の油分にチタニウムの粉が付着するので、比較的消えにくいという利点があるのです。とくに、沈金教室のように初心者や子どもが対象の場合は、下絵が消えてしまうとそのフォローだけで時間がかかってしまいます。ですので、この方法は理に適っているわけですね。
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沈金鑿の練習をしています。
鑿の種類と使い方(刃先の動かし方、回し方)、表現の概要は、石川県が制作した石川新情報書府の沈金の映像が参考になります。
私のような初心者としては助かるのですが、しかし、このような専門的でマニアックな映像を誰が観ているのでしょう。不思議な映像です。
さて、ご教示をいただいている芝山佳範先生にお会いする機会があり、図案をどのように選べばよいのかをお尋ねしました。すると、その夜すぐにメールで次のようなアドバイスをいただきました。
平面より曲面のほうが彫るのが難しいということですね。まずは平面からです。それにしても、
とは・・・
現在の技術では遠大な計画に思えますが、やってみないと技術も向上しません。最後の目標は轆轤教室の成果も取り込まれています。目標が明確になりました。
芝山先生、ありがとうございました。
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沈金の鑿をこさえてから2週間が経ちました。
いまは「丸」鑿を少しずつ練習しています。
左は練習用の漆板に直線を彫った後の写真です。
向こう側からこちら側へ、まっすぐ彫る練習。
線がいっぱいになってしまったので、90度回転させて、次はこちら側から向こう側へ。ちょっとこっちのほうが難しいです。
さらに平行に何本も彫りたいのと、線の太さも変えてみたいのですが、まだ先の話です。
右は曲線の練習です。何だか木の年輪みたいですね
本当は真円を何重にも彫る練習をしたいのですが、難しいのでまずは1/4のカーブで練習です。
鑿をこちらに引く感じで、同時に板を時計回りに回転させながら彫っていきます。板のほうを回転させると鑿の刃先の角度を変える必要はありません。まだ、力の入れ具合が一定していないので、線の太さもバラバラですね。でも、漆の削りかすがきれいにでてくると、なかなか楽しいです。
点彫りに進むのはまだまだ先の話ですね ![]()
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先日の沈金教室の練習用の漆板を捨てずに取っておいたので、それで何かしようと思い立ちました。
そこで、まずは自分の鑿(のみ)を何とかせねばと、沈金教室の芝山佳範先生にどこで入手すればよいのか伺ったところ、鑿の種類と砥石が必要と教えてくださり、親切にも輪島で買ってきてくださいました。
でも、そのままでは使えないということで、「うちでつくりますか」という、またまた有難いお申し出をいただき、その道のプロに習えるのならば願ってもないことですので、お言葉に甘えて、本日行って参りました。
準備した鑿は3種類(上の写真:右から丸、こすり、点彫り)、砥石は2種類です。先日の沈金教室で使ったのは「丸」です。
鑿はグラインダーで削り、刃先を整えます。加工前の鑿と芝山先生の使われている鑿を並べてみましょう。
赤い矢印をしたものが先生のものです。左隣に置いてあるものの刃先をこういう形にします。
※印のものは今回のものとは違う材料から加工した鑿です。伝統工芸の作り手は思いどおりの表現・加工をするために道具から作るのです。
グラインダーで刃先を削り、整えた後に砥石で砥ぐのですが、砥石のほうも手を加えておかなければなりません。
右の写真は真ん中が芝山先生の使われている砥石。たくさん溝が入っていますね。いちばん右の新品にも砥ぎやすいように溝をつけないといけません。左は仕上げ用の砥石です。
金属製の定規を砥石の上で押えて、丸鑿のお尻を使って砥石に線を引いていきます。そうやって少しずつ線を削っていくのです。
ある程度まで溝を掘ったら、さらに薄く加工した砥石で溝を掘ります。
最初は黒いほう、つぎに茶色いほうを使います。最後には、丸鑿の刃先が砥げるような溝にします。
つぎは、点彫り用の鑿を砥ぐための溝を作ります。先ほどの溝から少し離れた場所に平行に、同じように鑿のお尻を使って線を引き、掘っていきます。こんな感じです →
そして、また薄い砥石を使います。水をつけながら、溝を深くします。
ここまでで、お昼になってしまいました。
こすりはもう少し粗い砥石かサンドペーパー(#100~#150)をかけて、削れた返り(細かいギザギザ)を使いますので砥ぎません。溝を作るのはここまでです。
昼食後は、刃先を作るために鑿をグラインダーで削ります。
最初に、芝山先生が丸鑿を削って見せてくれました。火花が手に当たってますが、熱くはないそうです。
丸鑿の刃先は指先の爪のように丸くします。削れたら、午前中に溝を作った砥石で砥いで仕上げます。先生が漆板の表面を削って、刃先の具合を確かめながら仕上げていきます。
焼きが入らないように水をつけながら、削っていきます。
点彫り用は最初に焼きが入ってしまい、それを消すように削りました
また、こすりは表裏を逆に削ってしまい、あとで芝山先生に直していただきました ![]()
芝山先生が鑿を砥石で砥いで、漆板を彫り、刃先の具合を確かめます。
自分でも彫ってみます。同時に、最初にどういう練習をすればよいか、鑿の持ち方、動かし方から教えていただきました。一度、彫ると元には戻せないので、正確に彫っていく技術が大事です。
職人の方でも人によって持ち方、彫る方向などが違い、刃先の加工の角度などが違うようです。自分で実際にやりながら微調整していかないといけません。
とくに点彫りは自分には難しく感じました。「米ぼち」と言うのだそうです。米つぶみたいな形をしているからです。こういうことばを知ることもひとつひとつが勉強になります。
15時に終了。とても充実した時間でした。芝山先生、忙しいなかお時間を割いてご教示くださり、ありがとうございました。
これで、秋の夜長にコリコリやれます ![]()
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沈金教室で沈金を体験しました。
先生は輪島で修行された沈金師の芝山佳範さんです。芝山さんはよく沈金教室を開いて、沈金を広める地道な活動をされています。こういう記事があります。⇒ 「沈金の魅力を伝える」
一度、教室を取材したことがあるので、大体の段取りはわかっています。
写真のような13cm×12cmの漆を塗った板の塗面に鑿で溝を彫ります。
最初は、図柄を描いた紙を間にカーボン紙を挟むようにして漆板にテープで貼り付けます。私は金魚にしました。
次に、鉛筆で紙の上から図柄をなぞると、漆板の表面にカーボン紙のあとが残ります。その上から金属粉を綿でつけると、漆板の上に図柄がくっきり浮かびます。
その図柄に鑿を当てて彫っていきますが、まずは練習をします。
少し小さな練習用の漆板に鑿を45度に立て、手前に引いて直線を彫る練習をします。これがなかなか上手くいきません。
さらに曲線の彫り方もあります。板を回転させながら彫る。これも難しいです。彫るというよりも、塗面に傷をつけるという感じです。
彫刻ではないので力を入れる必要はありません。そうは言っても力が入ってしまいます。初めてなので仕方がありません。練習あるのみです。
曲線の多い金魚の図柄を選んでしまったことを後悔しました ![]()
結局のところ、最後まで彫りきれませんでしたが、輪郭だけでなく、多少は金魚の輪郭の内側もできたので、よかったかなと思います。
あとは、芝山先生に漆の摺り込み、沈金の作業をしていただいて完成 ![]()
やはり鑿の使い方が難しく、練習が必要だと思いました。きちんと線を彫れるようになりたいものです ![]()
芝山先生、ありがとうございました。
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